「輸出の花形であった『洋食器の世界』」展4月1日(月)~6月21日(金)開催中!


こちらは名古屋製陶所で制作されたすみれをモチーフとしたディナーセットです。祖父江加代子先生が季節に合わせたテーブルセッティングをして頂きました。

【名古屋製陶(Meito)について】

名古屋製陶は、明治44年(1911)、東京資本の日本陶器に対抗して、名古屋財界が中心となって設立した会社で、日本陶器を退職した飛鳥井孝太郎が製造技術の総責任者となり、ディナー食器の開発、製造を行いました。

日本陶器のディナーセット開発成功から、少し遅れてディナーセットの開発に成功し、折からの第1次世界大戦で欧州から米国向けの輸出が止まった事から、大量のディナーセットの注文が入り大いに活況を呈しました。

昭和初期には、“Meito China”は、日本陶器の“Noritake China”と並んで、輸出陶磁器の双璧となり、昭和13年(1938)には、鳴海に最新鋭のトンネル窯を備えた新工場を立ち上げました。

しかしながら、新工場の生産は予定通り行かず、戦争の影響もあって、鳴海工場は、住友工業に売却され、戦後、同工場は、鳴海製陶として現在に至っている。

尚、同社は、松坂屋社長の伊藤次郎左衛門祐民が、長年、社長を務めたが、昭和44年(1969)松坂屋が全株を額面で買い上げて解散となりました。

今週の21日(日)は、名古屋陶磁器会館で『いくいくみしる』イベントにて展示室もご覧頂けます!お近くにお立ち寄りの際はぜひ間近でご覧下さいませ!


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開館時間10時~17時(最終入館16時30分まで)
休館日土・日曜日、祝日
年末年始12月29日~1月4日
入館料無料
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