展示室

EXHIBITION ROOM

展示室

名古屋陶磁器会館では、戦前から戦後にかけて名古屋で上絵付加工され、世界を魅了した、輸出用陶磁器作品の数々を収集し、1階の展示室にて一般公開しています。

展示作品

名古屋陶磁器会館所蔵作品の一部をご紹介します。

磁器上絵付けの伝統がないことは、あらゆるものを吸収する柔軟性を獲得する背景ともなった。それが名古屋の絵付けの特異性であり、量的パワーを生み出す源泉のひとつだった。これは名古屋九谷と呼ばれる碗皿。

日本の盛絵の伝統は古いが、名古屋の盛絵はエッチン(イッチン)という技法を使って、より立体的で迫力ある絵柄を表現した。これは戦前につくられた碗皿。

籠で周りを巻かれた製品には、戦前にはかなり人気があった。のちには、素地の歪んだものを優先的に使った。この製品は戦前のもので名古屋の絵付けに度々登場する羅漢と唐子が描かれている。

これは最もユニークな絵柄のひとつ「百老」。このデザインの元はどこか定かではないが、一つひとつの老人の顔が微妙に異なっており何とも愛らしい絵柄だ。

「梅庭」と呼ばれる絵柄。シンプルであっさりした印象がある。昭和初期から、三十年代まで主にヨーロッパへ向けて出荷された。

黒い地に金の絵付けが施された「ダマシン」と呼ばれる製品。この製品の地の黒は、吹きで施されているが、昔は漆蒔きという技法を使った。昭和に入ってから考案されたデザイン。

盛り上がった細い線が特徴の赤絵銅版という技法が使われている。絵柄は九谷焼の影響がみられ、芸子さんと藤の花が描かれていることから「藤娘」と通称された。主にヨーロッパへ向け大量に輸出された。

絵画のような雰囲気をもった絵付けが施されている。全体に平面的で、近くのものを極端に大きく描いた構図は、浮世絵を参考にしたのかもしれない。たぶん、実際に出荷された製品ではなく、試作品としてつくられたものだろう。

OCCUPIED JAPAN 作品

連合軍による占領下時代に輸出した製品 「Made in Occupied Japan(占領下の日本製)」の裏印のある作品を数多く展示しています。

平成26年度、中部陶器㈱より寄贈された「OCCUPIED JAPAN」作品約300点の中から一部をご紹介します。

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